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要注意!子どもの嚙み合わせが悪くなる癖とは?

要注意!子どもの嚙み合わせが悪くなる癖とは?

噛み合わせの重要性

お子さんが指しゃぶりや口呼吸といった癖がある場合、歯並びや噛み合わせに影響を及ぼすことがあります。歯並びや噛み合わせが乱れると、以下のようなリスクが生じる恐れがあります。

こうしたリスクを回避するためには、早い段階でお子さんの癖に気を配って予防していくことが大切になります。それでは具体的にどのような癖が歯並びや噛み合わせに影響を与えるのでしょうか。

歯並びや噛み合わせの乱れを招く恐れのある癖

頬杖

頬杖をつくと、顔の一部に力が加わります。その力が継続的に歯や顎の骨に伝わることで、少しずつ歯が移動したり顎の骨が変形したりして、噛み合わせが乱れてしまうことがあります。

爪を噛む

爪を噛む癖があると、上下の顎の位置がずれてしまったり、前歯が前方に傾いていわゆる「出っ歯」になってしまったりすることがあります。

舌癖(ぜつへき)

舌の癖のなかでも多いのが、舌で前歯を押したり、舌を出したりするものです。このような癖があると前歯に内側から舌の力がかかりますので、徐々に前歯が前方に傾き、「出っ歯」の状態になる場合があります。

歯ぎしり

日中の食いしばりや睡眠中の歯ぎしりなどが継続的に行われると、歯がすり減って噛み合わせが深くなるなどの影響が出る場合があります。歯ぎしりは寝ているときなど無意識に起きることが多く、なかなか気づきにくい面があります。

予防と治療

予防するためのチェックポイント

お子さんの歯並び・噛み合わせに影響を及ぼす癖がつかないよう、以下のようなポイントに注意しましょう。

治療

歯ぎしりや食いしばりによって歯がすり減っているときには、これ以上歯が削られないようにする必要があります。自分の歯に合ったマウスピース(ナイトガード)を作成して就寝時に装着することで、歯を保護することができます。このほか舌で前歯を押すなどの癖に対しても、専用の装置で対応することが可能です。

歯の状態によっては癖への処置だけでなく、矯正治療によって歯並びや噛み合わせを改善していかなければならないことがあります。

また、歯並びや噛み合わせに影響を与えるのは癖だけでなく、生まれつきの歯の本数や顎の骨の発達具合も関係してきます。こうした問題に対しても、やはり早期発見による適切な対応や処置は重要です。

治療の必要性や時期、方針などはお子さんごとに異なりますので、お子さんの歯並びや噛み合わせが気になる方はぜひ歯科医院を受診してみてください。

投稿日:2020年4月13日  カテゴリー:歯のコラム

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