ワンタフトブラシの効果的な使い方を紹介します
最近は、歯磨きのときにふつうの歯ブラシだけではなく、歯間ブラシやデンタルフロスを使う習慣がある方も増えてきた印象です。歯並びは一人ひとり千差万別なので、一本のブラシだけではきれいに磨き上げるのはなかなか難しいものです。
今日は、「ワンタフトブラシ」と呼ばれる毛先が1束だけにギュッと集まったタイプの歯ブラシをご紹介します。
ワンタフトブラシとは?
ワンタフトブラシとは、すでにご紹介したとおり毛先が1束だけにギュッと集まった歯ブラシです。ヘッドが小さいので、ふつうのサイズの歯ブラシでは磨き残してしまうような歯の隙間や汚れにも、アプローチすることができます。
歯科先進国スウェーデンでは、このワンタフトブラシをメインの歯ブラシとして使用している人もいるぐらい、その清掃力の高さはお墨付きといえます。
ワンタフトブラシの使い方
しかし、日ごろ使い慣れないブラシで磨くのは難しいものです。また、ヘッド部分が小さいために、すべての歯をワンタフトブラシで磨こうとすると時間がかかってしまうこともあります。
オーラルケアはやはり、毎日コツコツと継続してこそ効果があります。そこで続けやすい使い方として、通常の歯ブラシで磨いた後、仕上げ磨きにワンタフトブラシを使う方法がおすすめです。歯と歯の隙間に詰まった汚れや歯垢(プラーク)にピンポイントで届いて除去できます。
ワンタフトブラシでここを磨こう
- 歯と歯ぐきの隙間をなぞるようにして磨く
- 親知らずの隙間を磨く
- 矯正器具やブリッジなどの器具の隙間を磨く
- 歯がデコボコしている歯並びが悪いところを念入りに磨く
- インプラントの周辺をしっかり磨く
- 抜けたままになっている歯の周辺を磨く
- 前歯など歯の裏側を磨く
…といったことに気を付けながら磨いていきましょう。
ワンタフトブラシの種類
大きく分けて、ワンタフトブラシには、毛先の長さの違い(長いもの・短いもの)、毛先の形状の違い(平たいもの、三角のもの)、持ち手の形の違い(まっすぐなもの、L字型のもの)といった3点が異なるさまざまなタイプがあります。
歯科医院で検査して、ご自身が歯磨きで磨き残しがちな部分がわかれば、その弱点に合わせたワンタフトブラシを選ぶことができます。
投稿日:2019年7月16日 カテゴリー:歯のコラム